-予想どおりに不合理要約-人は所有しているものを課題評価する

-予想どおりに不合理要約-人は所有しているものを課題評価する

行動経済学の名著である「予想どおりに不合理」の要約。今回は人は所有しているものを課題評価するという点について。実際に持っている人の方が持っていない人よりもその所有物への愛着などから評価が上になってしまうという話。

所有物を課題評価する理由

  • 手に入ったものへ愛着が湧く
  • 所有物を失うことの方が得ることよりも大きいと感じる
  • 所有物への価値観は他人も同じと思ってしまう

より所有意識を強める行動

  • よりコストをかけると強くなる
  • 購買前にもオークションなどに参加することで強くなる

オークションのうまい仕組み

オークションはこの所有前に参加させることで評価を上げるという特性を生かしている仕組みと言えます。

  • 最初の参加はまだ低い値段のうちで購買者も自分に言い訳ができる
  • ただだんだんと値段を上げていくうちに参加者意識が芽生え評価を上げていってしまうし、やめたくなくなってしまう

入り口を低くできる点と参加しやすくする点がオークションの仕組みの大事なところ。