【読書感想】残酷すぎる成功法則から優秀ってなんなのか考えてみる
- 2020.01.02
- 俺の書評(ビジネス書、副業ノウハウ本のレビュー)
- 読書感想・書評
残酷すぎる成功法則は各章ごとに成功の定説を分析するもので結構章ごとに別れているのでそれぞれの章で思ったことをまとめていこうと思う。今回は第一章よんで思った優秀ってなんなのかについて。優秀というのは社会で成功するかどうかで成功というのは収入面だけでなく、社会のルールを変革したり、影響力の高いことをすることとする。
要点
- 成功の定義を
- ルールの変革者とおくなら既存のルールで優秀なエリートは向かない
- 既存のルールで結果を出す人とおくならエリートがいい
- リーダーでおいたとき
- ふるいにかけられていない起業家タイプのリーダーは立ち上げには向いている
- ふるいにかけられたいわゆる叩き上げは立ち上がり、安定期にはいった事業には向いている
- つまり成功する素質は条件によって変わる
首席卒業者は成功者になれない?
成功の定義を社会のルールを変えるなど社会に対して大きな影響を及ぼしたこととしたとき、ルールを作る、変える能力というのはエリートには実はない。学校で優秀な成績を収める人はルールの中で結果を出す人で成功者とは相反するとしている。むしろ既存のルールである程度地位を確立しているのでそこに固執するほうにモチベーションが働く。
ふるいにかけられたリーダーとふるいにかけられていないリーダー
企業のリーダーでエリートかどうかで分けるとその組織で成績をあげて上にたったふるいにかけられたエリートといきなり起業して社長になったようなふるいにかけられていないリーダーがわかりやすい。ふるいにかけられたリーダーは既存の組織で結果を出しているので協調性があったり、融通が聞くタイプだったりすることが多い。対して起業家などいきなりリーダーになったタイプはこうとは限らない。しかし、一長一短でふるいにかけられていないリーダーが既存のルールに則らないために変革を起こせる場合もある。
2代目社長は社内からなるべきなのか?
この話を聞くとよくありがちな起業家である一代目が破天荒で二代目で急に大人しなくなるみたいなのを思い出す。これも会社がどのフェーズ化によりそう。事業立ち上げ時はふるいにかけられていないリーダーによる革命が必要だが事業が立ち上がったあとは維持のほうが大切になるのでふるいにかけられたリーダーのほうが良さそう。
欠点が長所になることも。環境に適応しているかで決まる
ふるいにかけられていないリーダーが力を発揮する場面にも通じるが欠点というのは実はなく、全ては環境に適応しているかどうかのみ。環境に適応すると欠点と見られていた特異な性質も長所になる。大切なのは自分の性質を見極めて合致する環境、条件を見つけ出すこと。
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