crowdworks、ランサーズでは開発案件は期間でうけろ?

crowdworks、ランサーズでは開発案件は期間でうけろ?

受託開発でエンジニアが気をつけないといけないのが仕様変更だと思います。これはある程度はしょうがないですがあまりにも多いとそもそも見積もりの金額に見合わないな。。。となりがちです。この記事ではエンジニアがトラブルを回避するための仕事の受け方をまとめました。

仕様は基本的には変わるもの

そもそもの大前提なんですけどサイト作成において仕様っていうのは基本的には変わるものです。「やっぱり作ってみたらボタンの位置がイメージと違った」だったりだとか「ページの構成を書いた方が見やすいよね」っていうのは出てくるものですこれは熟練のディレクターでもどうしても起こってしまうことだし、ましてはクライアントは経験がない場合が多いので仕様が変更するのはほぼ確実に起こると思っていいと思います。

とはいえ見積もりを高くすると受注できない

とはいえコンペの場合、その仕様の変更分を入れるとどうしても見積もりが高くなってしまうので受けている仕様ギリギリの見積もりを出すことが多いです。値段が少しでも高くなってしまうとじゃあ他の所にしようってなってしまうからですね。そのため制作会社はどうせ仕様は変わるんだろうなと思いつつも受けている仕様のぎりぎりの見積もりを出さざるを得ない状態が続いています 。

仕様変更前提で変更時のトラブルを回避する

そうなった場合、受けた後にトラブルが起こる可能性が高くなります。先ほども言ったようにほぼ確実に仕様の変更が起こるので見積もりの金額からオーバーして追加の料金を取らないと元が取れない場合が頻繁に起こります。この時の交渉では「もともとの話と違ったじゃないか」というクライアントの意見と「仕様がそもそも変わったので金額を変更せざるを得ないです」という制作会社の意見がどうしてもぶつかります。先ほども言ったように

  • 仕様が変わること
  • その変わることを案件受注時に言いにくいこと

というのは変えられないことなので、解決策としては仕様変更時の方法を最初から決めておくのが一番いいかと思います。

期間で一律増額する契約にする

その仕様変更時の取り決めとして

「期間で一律増額する」

というのが今のところ一番いいのかなと思っています。どういうことかというと基本的には今の受託開発って仕様書を決めてその仕様を開発するにあたって、いくらかかるという見積もり形式ですが、そうではなく、仕様書をもらってそれにまず2ヶ月ほどかかりますという開発期間を設定します。で、その開発期間の中で一ヶ月あたりいくらという金額を決めて、その後、機能が追加されたりとかしたらその機能の見積もり期間を決めて、その期間取り決めた金額で日割り計算して出します。仕様に対して見積もる現状のメジャーなやり方とやっていること自体は正直あんまり変わらないんですけど、これがいいのは期間が変に間延びしないというところです。また機能追加をしたら必ず時間がかかり、それによって必ず追加の料金が発生するという話を自然にできるので料金追加の話がしやすいのかなと思います。

もし、期間で決めないで機能単位で決めてしまうとその機能が追加料金を発生するほどのものかどうかというの話し合わないといけないのでそこがトラブルの元になるのかなという風に思います。またどうしても受託開発って期間を決めないとクライアントの戻りが遅かったりして案件自体がすごい長いものになってしまいがちです。クライアント自体はリリースが特に気にしなければそんなに問題ではないのですが開発会社側からすると案件があまりに伸びてしまうとやはりそこにリソースをさき続けないといけないのでだんだん苦しくなっていきます。例え開発しなかったとしてもそのため期間で決めてしまえばクライアントもできるだけ早く返答したり研修しようというモチベが働くのでそこも良いところです 。

この記事はラジオでもやっています