転職と副業のかけ算と働き方改革の闇
- 2019.08.19
- サラリーマンにおすすめの副業
- 読書感想・書評
motoさんの転職と副業のかけ算を読みました。
本当に今の時代を象徴している本だと思うので副業を考えていなくてもキャリアの本としてサラリーマンみんなに読んでもらいたい。今サラリーマンは働き方改革という言葉の裏にある人件費削減にさらされている。これからは自分で稼ぐ力を持たないとどんどん手取りは少なくなるし、安定性もない。ぜひこの本を読んでキャリアを考え直してほしい。
独断と偏見によるポポポの本のダイジェスト
- 本当の安定とは個人で稼ぐ力がること
- サラリーマンは上司じゃなく市場の評価をあげよう
- サラリーマンで得た知見を副業に活かす
- サラリーマンの安定性をもって副業でアクティブに動く
すごくざっくり書くとこんな感じの本。ここにmotoさんが実際にどうやってキャリアを選択していったかの実例が入ってくる。サラリーマンでいることを利用し切るって考え方は結構新鮮なのでは?特に収入がいくら多くなってもサラリーマンを辞めない。本業で得た経験は副業の肥やしになるし、本業がサラリーマンという形で安定しているからこそすきな副業をできるというのは目からウロコだった。
働き方改革の本当の目的は人件費の削減?
働き方改革って聞こえはいいけど正直ただの人件費削減だよなーと思っています。今ツールの発達で急激にホワイトワーカーはいらなくなっている正直銀行のリストラはその典型だし、今後もバックオフィス中心にどんどん人はいらなくなる。しかも日本はどんどん経済的に縮小していく。そんななか日本では人を首にしにくい。そこで労働時間を減らし、残業代分人件費を削減しようとしている。それが働き方改革。
副業をしないとアップサイドが狙いにくい
そういう流れの中だと正直サラリーマン本業一本で満足いく給与を稼ぐ人間は限られてくる。またサラリーマンの場合、環境要因もある。副業が最も給与をコントロールしやすいといってもいい。また副業で市場価値をつけることが安定につながる。
サラリーマンの良さを活かしつつ今こそ副業をすべき
ただし、サラリーマンの良さもなくなったわけではない。給与が残業代分減ると言ってもまだ日本はクビになりにくいし、フリーランスよりよっぽど安定している。その安定性があるから逆に副業でアグレッシブに動くことができる。
またサラリーマンはフリーランスより新しいことに挑戦する機会にも恵まれる。会社としては外の人間にいろんな経験させるより社内の人間に色々経験させたほうが資産になり、得だ。そういう意味でサラリーマンは色んな経験を実は積みやすい。その経験を副業に活かす。それがかけ算になる。
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